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楠木町という街 -ナキジと社長- [地先]

2022112601.jpg
(FUJIFILM GFX50SⅡ / FUJINON GF 63mm f2.8 R WR / adobe Photoshop Lightroom Classic CC)






母親はアパートの近くにあった染め物工場にパートに出ていた。
何かの作業をしていたのか、事務職だったのかは知らない。
年少の間だけ通った幼稚園については、園の名称や場所、園庭の雰囲気などほぼ記憶にない。
しかし、朝は園バスではなく園長先生自らが自家用車で迎えに来ていたような記憶がある。
今にして思えば、いわゆるクジラクラウンだったような気もするが、違う記憶と混乱している
のかもしれない。
で、帰りの時は家に送られるのではなく、母親のパート先の事務所に送り届けられていた。
そこで母親のパートタイムが終わるのを待ち一緒に帰るのだが、待ってる間によく工場の社長
が遊び相手になってくれていた。
しかし、何かとちょっかいを出す。
可愛がっているからこそ、みたいな感じだったのだろうかイジるのである。
イジられた私はまだナイーブだったので(笑)すぐに泣く。
すると社長は、「あ、また泣いた。すぐ泣くのぉ、おまえはエイジじゃなくてナキジじゃの。」、
「こら、ナキジ。」と更にイジる。
そして社長は周りの社員から「またエイジ君を泣かしようる。えーかげんにしんさい。」と怒
られる。
そんな記憶がおぼろげにある。







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JUNKO

いい思い出ですね。私にはそのころの記憶がないです。染工場が近くにあったのですか。いい環境ですね。
by JUNKO (2022-11-27 21:42) 

icarus

>JUNKOさん
甘酸っぱい想い出なんでしょうか。(笑)
by icarus (2022-11-28 21:59) 

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