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楠木町という街 -静かに溺れる- [地先]

2022112501.jpg
(FUJIFILM GFX50SⅡ / FUJINON GF 63mm f2.8 R WR / adobe Photoshop Lightroom Classic CC)






母親曰く、「入居したときは新築だったアパート」も昭和40年代初頭の話しである。
当時はまだ内風呂のアパートは少なかったのか、母親に手を引かれて銭湯向けて歩いていた記憶が
おぼろげにある。
2日に一度だったのか、3日に一度だったのか、その辺りはわからない。
ある時、母親が自分の洗髪をしているスキに湯船に一人で入ろうとした私は溺れかかったらしい。
と言うか、ハッキリとは記憶にはないがバチャバチャと溺れるのではなく、プクゥ~っと静かに湯
に沈んでいく、そんな感覚をなんとなく覚えている。
住んでいたアパートがあった前の道をまっすぐにしばらく歩くと現れる現役の銭湯が、もしかする
とその銭湯だったのかもしれない。







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コメント 4

JUNKO

わー懐かしい銭湯、珍しいですね、こんまだ残っていましたか。
by JUNKO (2022-11-26 11:26) 

icarus

>JUNKOさん
数は減っていますが、まだ市内でもいくつか目にすることがあります。
by icarus (2022-11-26 22:13) 

engrid

銭湯、まだ街中で見かけます。開業時間前に、マイ洗面器、用具を持った方がなってみえたりします、常連さんかなで、大きなお風呂愛好家かな
by engrid (2022-11-26 22:22) 

icarus

>engridさん
地元の常連さんで成り立っているのでしょうかね。
by icarus (2022-11-27 20:53) 

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